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内科

平成20年4月より、特定健康診査・特定保険指導が始まりました。これらの目的は、メタボリックシンドロームの概念を活用して生活習慣の改善が必要な人を抽出し、適切な支援によって糖尿病や心血管イベントの発症を未然に予防することにあります。

特定健康診査の必須項目

■質問表(服薬歴、喫煙歴など)
■身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
■理学的検査理学的検査
■血液検査(脂質検査、血糖検査、肝機能検査)
■検尿(尿糖、尿蛋白)

※血液検査の詳細
脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)、血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c)、肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)

本邦における高血圧者は、約4000万人にのぼるといわれております。日本国民の食塩摂取量がいまだに1日11g程度と、食塩摂取量が多い状態が続いていることも大きな原因と考えられます。

血圧が高くても自覚症状が無いことも多く、健診を受けられて初めて血圧が高いことに気づかれることも多いのです。血圧が高いほど脳卒中、心筋梗塞、心疾患、慢性腎臓病に罹る確率は高くなり、死亡率も上がります。高血圧に脂質異常症や肥満、糖代謝異常が合併すると虚血性心疾患をはじめとする動脈硬化性疾患のリスクを相乗的に増加させるということがわかっています。重大な病気を発症してしまう前に、是非、健診を受けられることをおすすめいたします。

当院では、特定健康診査以外にフクダ電子の「VaSera VS-1000」という血圧脈波検査装置による動脈硬化の早期スクリーニング検査を行っております。検査はとても簡単で両手、両足の血圧と心音を測定するだけです。5分ほどで終了します。ご自分の血管年齢が分かりますので、一度検査を受けられてみられてはどうでしょうか?

最近動悸がする、胸が痛いなどの症状がおありの方には、心臓超音波検査、運動負荷試験、24時間心電図の検査などを行っております。また、健診の糖尿病検査で引っかかってしまった方には、精密検査として糖負荷試験などを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。